2013年11月21日

オーボエと私 〜しろうとオーボエ吹きの贅沢,「輪の和」,そして JPP〜(1/7)

オーボエと私
〜しろうとオーボエ吹きの贅沢,「輪の和」,そして JPP〜
(^_^)v 趣味に生きる(第29回)〜太陽〜☂〜くもり〜☃〜太陽〜☂
堤 寛
(藤田保健衛生大学医学部 病理学教授)

◆オーボエリードの話
 リード(reed)を使う木管楽器には,ダブルリードの(2 枚のリードで音を出す)オーボエ,ファゴット(バスーン)とシングルリードのクラリネットやサキソフォーンがある。リードはアシ(ヨシ)の意味で,十分に乾燥させたアシ(イネ科の植物)の茎をリードに加工する。リードに適したアシはすべて人為的に栽培されている。
 伐採は冬期に行われ,枝や葉を切り落とした状態で年余にわたって乾燥させる。乾燥期間は7年が必要とされてきたが,最近では2年程度で,節を切り落としたパイプ状で出荷される。南フランスの地中海気候がアシの乾燥に最適とされる。日本の気候では,何年も保存しておくと酸化してパサパサになってしまうそうだ。
 プロのダブルリードプレイヤーは自分で “マイリード” を削る。材質にも大いにこだわる。素人オーボエ吹きの私はリードづくりができないため,リードは “おっしょうさん” がたより。市販品(といっても,プロオーボエ吹きの作品)を買うと,1 本 3,000 円前後する。しかも,オーボエリードはあまり長持ちしない。タンギングの多い曲を一生懸命に練習すると,あっという間に鳴らなくなってしまう。本番にリードをベストの状態に保つことはとてもとても難しい。本番直前の練習(業界用語では “ゲネプロ” )で本番用リードをダメにしてしまうことが少なくない。というわけで,本番用に複数本のリードが必要なのである。
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オーボエと私 〜しろうとオーボエ吹きの贅沢,「輪の和」,そして JPP〜(2/7)

◆私の自慢の師匠
 私の師匠,東京都町田市在住の湊 貞男先生はもと東京フィルハーモニー楽団員で,“世界一” 優しい先生だと思う。2 時間の個人レッスンが 10,000 円で,いつも新品リードを 4 本いただける。本番前は,何本でもいいから持って行きなさいと言われたことがある。レッスンそのものは無料なのだ。もともとは,リード 2 枚つきのレッスン料が \7,000 だったのが,自主的にレッスン料を値上げしたら,現在のような贅沢に格上げされた―。演奏曲に合わせた特別仕様のリードづくりも日常的である。つまり,演奏曲で最も重要な部分がうまく鳴るようなリードを特別につくってくれるわけ。
 その上,どんなにへたくそでも,練習不足でも,決して叱られない。そして,演奏の裏の裏まで,何でも知っている超ベテランオーボイストなのだ。現在まで使用し続けているマイ楽器(リグータ,エボリューション,フルオートマチック)を選んでくれたのも湊先生だった。レッスンにはこの上ない贅沢な環境といえよう。22 年間にわたる適切な指導にこころより感謝。
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オーボエと私 〜しろうとオーボエ吹きの贅沢,「輪の和」,そして JPP〜(3/7)

◆私の本務とオーボエことはじめ
 私の本業は,愛知県豊明市にある藤田保健衛生大学医学部の病理学教授であり,病理診断と医学教育を主なしごととしている。病理医として病理診断のセカンドオピニオンを無料で引き受け,診断内容を直接患者さんに説明する「患者さんに顔のみえる病理医」を実践し続けている。最近,著書を出版したのでぜひお読みあれ!(患者さんに顔のみえる病理医からのメッセージ.あなたの「がん」の治し方は病理診断が決める! 三恵社,2012. 12,税込み \1,600)。
 22 年前,前職の東海大学医学部時代に,当時の医学生にそそのかされて 40 の手習いではじめ,学生オケのメンバーとして初の定期演奏会でチャレンジしたのがベートーベンの交響曲第7 番だった。音程どころか,指使いさえ怪しいキャリア半年のファーストオーボエを優しく容認してくれた学生諸氏にここに改めて感謝したい。東海大学と藤田保健衛生大学の学生オケの定期演奏会には欠かさず出演( 今年で 22 回目! )。おかげさまで,いろいろな経験をさせてもらい,演奏継続の原動力だったことに間違いはない。時間をみつけては練習するものの,正しい音程がなかなかおぼつかないのが現実。“美しい音楽” には遠いのだが,「音を楽しむ」ことは間違いなく実践している。
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